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2008年4月30日 (水)

生命保険の強みとは(シリーズ第7回)

第5のポイント(その2) 生命保険の強みとは

■生命保険の強み

生命保険に加入する目的は、「将来の不安を安心に変えること」です。これは第1のポイントのところで述べました。それではここでいう「将来の不安」とは、何でしょうか?

不安とは不確定要素、つまりブレのことです。ブレが生じるとは、予期していることと違うことが起きることです。ブレとは具体的にいうと、どのようなことでしょうか。

私は、ブレを次の3つに分けて考えることをすすめています。

①支出のブレ
②収入のブレ
③時間のブレ


この3つのプレをうまくコントロールすることができれば、私たちは大きな不安を持たないで、生活を続けていくことができます。それでは、3つのブレとはどのようなものか確認しておきましょう(注:ブレには良い方向のブレと悪い方向のブレがあります。良い方向のブレは生活にプラスになるので、ラッキーと考えることにして、ここでは悪い方向のブレを取り上げます。)

「支出のブレ」とは、予期せぬ出費のことです。突発的に起きる病気に伴う出費や介護に伴う費用などがその代表選手といえるでしょう。

「収入のブレ」は、収入ダウンのことです。病気やケガによって仕事を休むことによって、収入が減ることがあります。最悪の場合、家計の中心となる稼ぎ手が死亡ということになれば、収入は大きく減ることになるでしょう。年金生活者をしている世帯でも、企業年金は夫が生存時のみ支払われるタイプが多いので、残された妻が受け取る年金額が減ることもあります。

「時間のブレ」は、ズバリ寿命です。自分に残された時間を知ることは、誰にもできません。平均寿命をもとに生活設計していると、お金が足りなくなってしまうこともあります。

このブレに対応するために有効な手段が「生命保険」です。

病気や介護には「医療保険」で備えることができます(医療保険を使わないで備えることもできます。内容は後述)。
働き盛りの一家の大黒柱にもしものことがあった場合は、「死亡保険」が遺族の生活費をカバーします。死亡以外の原因で収入がダウンする場合でも、3大成人病をカバーする保険や所得保障保険(これは損害保険)などを活用して対応することができます。
長生きのリスクに対しては、生きているかぎりずっと受け取れるタイプの「個人年金保険」が効果を発揮します。

生命保険の強みは、大きく2つあります。ひとつは「保障」、もうひとつは「長期の積み立て」です。「支出のブレ」や「収入のブレ」は「保障の強み」でカバーし、「時間のブレ」は「長期の積み立ての強み」でカバーすることができます。生命保険が持つ、この2つの強みによって、私たちはブレの幅を小さくすることができるのです。反対に「短い期間でお金を貯める」といった目的の場合、生命保険は有効ではありません。

どのようにして、ブレを小さくしていけばよいのかという具体的な話は、これから述べていきます。今回は、生命保険がブレを小さくするために大きな強みを持っている点を理解してください。

もちろん、生命保険が、私たちが直面するすべてのブレを解決してくれるわけではありません。会社の業績が悪くなって収入がダウンするといいった事態は、生命保険ではカバーできません。また生命保険がブレをカバーできるからといって、掛金ばかりが増えてしまうのは問題です。ブレを小さくする方法は生命保険だけではありません。健康に注意することによって、ブレを小さくすることもできます。大切なことは、生命保険が得意とする「保障」と「長期の積み立て」の強みを十分に活用して、あなたにあった使い方をすることなのです。

【第5のポイント】まとめ
・生命保険は、大きく「個人年金保険」「死亡保険」「医療保険」の3つに分けられる。
・生命保険は、「保障」と「長期の積み立て」の分野で、強みを発揮する。

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